1948-11-25 第3回国会 衆議院 本会議 第20号
國民協同党の豊澤委員より、日本人が外國に特許を出願せし際の取扱いと、戰前における特許権の國際間における訴訟問題について質疑がありました。
國民協同党の豊澤委員より、日本人が外國に特許を出願せし際の取扱いと、戰前における特許権の國際間における訴訟問題について質疑がありました。
○豊澤委員 もう一つお伺いしたいのですが、戰時中に外國との特許権の讓渡問題について、日本でもあり、外國でもあつた爭いなんというような訴訟問題なんかは、戰爭になつたので一應打切りになつたような形になつておりますが、これについてはどういうようになつておるかということをお伺いいたします。
○豊澤委員 この趣旨はよくわかつたのでございますが、私一つお伺いいたしたいのは、外國人の技術をこちらに入れるということはよくわかるのでございますが、日本人が外国への特許を出したときに、その効力が現在どのようになつておるかということをお伺いしたいのです。
○豊澤委員 これはもう一回この委員会において、そういうような事実があつたならば、大藏省の方へ善処してもらいたいというような意思表示をしてもらいたいと思いますが、いかがでございますか、これは委員長にお諮り願いたいと思います。
○豊澤委員 靜嘉堂文庫、東洋文庫について、前々からわれわれも大体同じ方向に行つておるのでありますから、これを早くものにしたいと思います。同時に、私は多少違つた氣持ももつておるわけであります。最初のそういう話を聞いたときに、これはわれわれの國会のために、もう少し利用できるような方向へ力を入れなければならぬのではないかという感じをもつたのであります。
○豊澤委員 私はこのような根本法案に対して、ただ異議なしで通すのはどうかと思うのであります。たとえば特許料逓増の問題にしても、後日また十分審議し直す必要があると思うのであります。この際このことを附言いたしまして本案に賛成いたすものであります。
○豊澤委員長代理 それでは暫時代憩いたしまして、合同審査会終了後再開いたすことにいたします。 午後三時四十二分休憩 ————◇————— 午後五時二分開議
○豊澤委員 もう一つ私が希望しておきたいのは、今言つておつたことが、もし逆効果のようなことになつて実現することになつたならば、今度は名前をあげてやるということを希望し、それと同時に、もう一つ副館長問題がこのようにもつれ合つたということは、今石井さんが言つておつたような原因にもよりますので、今後において、今度は衆議院からだれそれを出してというようなことが起らぬようにお願いをします。
○豊澤委員 最近、全國的に考えてもいいと思うのですけれども、新制高等學校の標準を文部省が示したような關係から、現在の各中等學校が高等學校に昇格せんとして、このままの設備であつたならば昇格しないというので、相当運動しておるように思うのです。あるいは寄附行為であるとか、その他いろいろ手を尽しておる。
○豊澤委員 今の館長の問題ですけれども、人格の高いことも非常に大事でありますし、識見のあることも非常に大切でありますが、圖書館というものは日本の最も新しい部面でなければならぬように考えます。もしかすると功なり名遂げかつ知名な役をもつておつた人になりやすいというような弊害をなるべく避けまして實力の人であり、ほんとうに働きの人であるというような點を十分に御考慮願いたいと思います。